紅葉には少し早いかもと思いつつ、まちこさんがずっと行きたかった尾瀬に行ってきました。
コースタイム(適当)
0600鳩待峠/0700-0800山ノ鼻/0900中田代三叉路/0940‐1000龍宮小屋/1030‐1110見晴/1230白砂峠/1240-1300白砂田代テラス/1310‐1355池尻休憩所/1450尾瀬沼キャンプ場
1035尾瀬沼キャンプ場/1050三平下/1110三平峠/1200‐1230一ノ瀬/1315大清水
交通手段
池袋からトラベックスツアーズさんの夜行高速バスで移動。今回は行きは池袋~鳩待峠、帰りは大清水~池袋と複数ある登山口を活用した計画を立てました。同じルートを往復するのがもったいなくて、いつも可能な限り縦走的なルートを選んでしまいます。1人あたり往復7,200円なり。
鳩待峠~山ノ鼻 ダブルストックは不要だった。
今回、木道が多いとは聞きつつも、何気なくいつも通りダブルストックを準備しており、スタート地点である鳩待峠から早速使用したんだけども、ものの5分ほどで木道が始まり、ストックは片付けてしまいました。キャップをして使えば良いやって思ってたんだけど、木道の幅が狭くてストックを突く場所がありません。これは今回のルートの殆ど全てにおいて同様。燧ケ岳は登ってないので、登るならあった方が良いのかな?
ところで、雨上がりで木道が滑り、4回くらい転びました。。。 そろそろ靴を新調せねば。
そうそう、尾瀬といえば、登山道に入る前に靴の裏をゴシゴシする、例の植物の種なんかを持ち込まないようにってやつだけども、あれってポーズだよねーと思う。植物の種なら渡り鳥がどんどん持ち込んでるだろうし、もし本気で種を取るなら、あんな玄関マットみたいなものじゃなくて、せめてゴルフ場のクラブハウス前にあるようなエアーガン的なものが必要だろうと。
でもまぁ、入山者の意識を高めるための効果はあると思う。
道端で出会ったミソサザイさん。人慣れしてるのか、すぐ1mほどの距離まで近づいても逃げ出しませんでした。お尻を上げる得意のポーズがキュート!
山ノ鼻に到着後は朝ごはん。今回も食料はどんどん現地調達します。
尾瀬ヶ原(山ノ鼻~見晴)
いよいよ尾瀬らしい風景の広がる尾瀬ヶ原です。想像以上にだだっ広くてあきれます笑
天気は快晴ではないものの、時折晴れ間が覗く、お散歩によい天気。あちこち立ち止まったり、写真撮ったりしながら、のんびり進みます。
気になる紅葉ですが、ごく一部のみ。再来週の10月初めの3連休が見頃となりそう。
見晴キャンプ場は噂通り閉鎖中。でも山小屋はいっぱいあります。そしてみんな清潔かつお洒落。こんな山小屋ならシーズン通して働いてみたいな。
尾瀬は観光地化されていて人がいっぱいというイメージだったんだけども、前日の雨のせいか、翌日の雨予報のせいか、思ったより人が少なかったです。
沼地のある森(白砂峠のちょいと先)
突然、梨木果歩さんの小説に出てくるような風景が目の前に広がり、まちこさんと感動する。しばし休憩です。今回のハイキングで一番良い風景でした。
尾瀬ヶ原も良いけど、だだっ広くて。。。これくらいちんまりしてるほうが落ち着くよね。
そのあとは程なくして池尻休憩所。の手前に廃屋があって、てっきり池尻休憩所が撤去されたのかと勘違いした僕たちは、尾瀬沼キャンプ場まで昼ごはん我慢するか~っと悲壮な雰囲気に。
と思ったら、ちゃんともう少し先に池尻休憩所はございました。雨が降ってきそうな雰囲気だったので、焼きおにぎりの軽食をすませて、とっとと先を急ぎます。
県境の標識?
そういえば、見晴~池尻休憩所までの間の登山道で、地面や木道に写真のようなマークが埋まっていました。何だろう?水道管なんかが埋まっているとは思えないし、県境のマーク?だとしたら、ご苦労なことですな。。。
尾瀬沼キャンプ場(風呂有でウッドデッキのテントサイト!)
尾瀬沼キャンプ場はウッドデッキのテントサイトで最高の居心地でした。受付を兼ねている尾瀬沼ヒュッテのお風呂が16時か17時から1~2時間(←うろおぼえ)ほど解放されてましたので、風呂も入れます。テントサイトは2名1泊の場合1,600円、風呂は1人500円。
残念なことに尾瀬沼ヒュッテの受付のおじさんの感じが悪かったのですが。。。
キャンプ客に何か恨みでもあるんじゃないかという態度で、非常に気まずいです。
目も合わせてくれないし、質問にもまともに答えてくれないし。。。追い出されるような感じで受付を終わらせました。まぁいろいろあるんでしょう。テントサイトにゴミの放置も目立ってたので。
また、尾瀬沼キャンプ場の予約サイトが残り空き数など表示する、しっかりしたものだったので、事前にちゃんと予約してまして、その旨伝えましたが、なにも反応無く、早い者勝ちみたいな雰囲気。ちゃんとサイトの予約フォームの情報拾っているのか心配になる 対応です。無用のトラブルを避ける為にも、早い者勝ちでもサイトを確保できるよう、到着が遅くならないようにした方が良いでしょう。
しかし、まわりの売店(長蔵小屋)も充実してるし、ウッドデッキのサイトは寝心地良いし、風呂にも入れるし、良いキャンプ場です!水場が遠いのが難ありですが。
ウッドデッキの周りには固定用のアンカーが設置されているので、ペグを打つ必要はない(むしろ打てない)ですが、テントの紐が短い場合は、細紐なんかを準備していった方が良いです。今回は念の為ペグ持ちだったので、ストッパー代わりに使いましたが、ペグよりもカラビナがある方が便利だと思う。
テントサイトについては、こちらのサイトがより詳しいです。
尾瀬のキャンプ場|尾瀬で幕営しま専科
雨の中の下山
夜半から雨。それも結構な勢いで降ってしまい、テントもそれなりに浸水しましたが、デッキのおかげで被害は最小限。今回、家を出るときに雨が降っていたので、普段は持たない折り畳み傘をもっていたんだけど、これが大活躍です。テントサイトまわりウロウロするのにいちいち雨具に着替えるのはめんどくさいもんね。
そんなわけで、写真もとらずに黙々と土砂降りの雨の中、下山しました。まぁ雨も嫌いじゃないんですが。そんなときはできれば停滞して、テントの中で読書とかしてたいなぁ。
一ノ瀬の休憩所では、電気バスによる送迎を行っていました。なんでも社会実験らしい。だいたい30分に1本の割合で、大清水―一ノ瀬間を約20分くらいで往復してます。乗れる人数に制限がある為、申込が多い場合は抽選とのこと。次のバスを待つくらいなら、歩いた方が早いです。
大清水には13:15くらいに着。当初は背負ってたチキンラーメンでも食べようと思ってたんだけど、イワナがうまそうだったんで、お店に入ってしまいました。
イワナも うまいが、焼き方が素晴らしい!奥多摩とか某施設なんかで売ってるパサパサのイワナとはぜんぜん違ってジューシーフワフワでした。